見ざる言わざる聞かざる

見ざる言わざる聞かざるという言葉は多くの人が大人になると聞いたとがあるのではないでしょうか?
テレビのCMでも耳にすることがあります。

 

三猿といって三匹の猿が、耳を塞いだろ目を塞いだり口をふさいでる様子を彫刻で彫ったものでものです。

 

どこにあるのかといえば、それは栃木県の日光市にある日光東照宮です。

見ざる言わざる聞かざるについて

見ざる言わざる聞かざる,日光東照宮

日光東照宮の神厩舎ある猿の木彫り彫刻を施した8枚の浮彫画面の1つが「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な三猿です。8枚の浮世画面には、生まれてから次の世代を宿すまでのストーリーがあり、三猿は2枚目の幼少期の彫刻です。江戸時代の有名な彫刻家である左甚五郎の作とされており、論語の叡知と結び付け、自分に不都合なことや他人の欠点・過ちは見ない、言わない、聞かない方がいいという教えを表しています。
ストーリーの中では、幼少期に真っ直ぐ育つように、世の中の悪いことを見たり、聞いたり、言ったりしないようにといった教えを暗示するために造られています。これが論語の「不見・不問・不言」の教えと結びつき、サルの語呂合わせと相まって「見ざる言わざる聞かざる」となりました。論語では、礼に反する事に注目してはいけない。耳を傾けてはいけない。言ってはいけない。行ってはいけない。と教えています。アメリカ、アジア、アフリカなどにも三猿と似た表現があります。


日光東照宮の三猿

見ざる言わざる聞かざる,日光東照宮

 

見ざる言わざる聞かざる,日光東照宮

 

見ざる言わざる聞かざる,日光東照宮

 

日光東照宮三猿とは「見ざる言わざる聞かざる」といわれる物です。東照宮のもんをくぐって中に入って左側を行くと建物の上の方に3つの猿の彫刻があるのがわかります。入ればすぐにわかるという物ではなく、油断していると見逃してしまうので注意が必要です。

 

この三猿には由来があると言われており、元々は古代エジプトで発祥した言葉が中国に渡り、それが日本に伝わってきたということです。子どものときは、世の中の悪いことを見たり、聞いたり、言ったりしないで、素直なまま育ちなさいという意味と、大人になってからは世の中で見たり聞いたりしたことでも、安易に口に出してはいけないという意味があると伝えられています。

 

部分的に見ると確かに後者の意味もあるような気がします。ですが、この猿の彫刻は、種類が8種類あります。順番に見ると子供の猿が成長していく様を見ることが出来ますが、その中で三猿といわれるのは二面目になります。しかも子供の猿ですので、前者の解釈が妥当ではないでしょうか。

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