見ざる言わざる聞かざるの日常で使う時

見ざる言わざる聞かざる,日光東照宮

日光東照宮で有名な三猿、「見ざる言わざる聞かざる」。元々どのような意図で作られたかどうかは別として、日常生活での「見ざる言わざる聞かざる」は、3つの使われ方がされているのではないでしょうか。

 

1つ目は『人は他人の欠点を、とにかく見たり言ったり聞いたりしがちになってしまうが、そうしたことはしない方がよい。』という自分への戒めの意味です。こちらは故事の説明等で解説されている意味です。

 

2つ目は、『偶然知ってしまった人の秘密や組織の秘密については、見たり聞いたりしても、他人に言いふらすと、報復等で自分の立場を危うくしてしまう』といういわば処世術としての意味です。「俺は見てないよ、安心して。見ざる聞かざる言わざるだから。」のように使います。

 

3つ目は『自分にとって都合の悪いこと、欠点や失敗等について気づいてはいるが気づいていないようにふるまう』という意味で、欠点を見逃す、見逃してほしいという文脈での使い方です。「欠点はわかっているのですが、そこは見ざる聞かざる言わざるでお願いします。」のように使います。

 

時代の流れによって使われ方も変わっていくのでしょう。今後も新しい使い方がされるかもしれません。